HEADACHE OUTPATIENT
頭痛は、見に見えないため、他の人からはその苦しみが理解されず気のせいなどと流されてしまう場合があります。しかし、頭がぼぅおっとするといった軽い症状でも、脳腫瘍など重篤な疾患が潜んでいる可能もあります。また突然の激しい頭痛などは、クモ膜下出血などの可能性もあり緊急で対応する必要があります。頭痛の種類や症状によっては入院が必要なため、適切な専門医療機関と連携して治療に当たります。
頭痛や頭痛による吐き気、嘔吐、身体を動かすと頭痛にひびく、寝込んでしまう、仕事や学校へ行けない、家事や育児ができないなど、頭痛のせいで本来果たすべき社会的役割を果たせなくなってしまい生活に支障をきたしている方や、いつも市販薬でやり過ごしている、薬を飲む頻度が多い、薬が効かなくなってきた気がするという方、またそれほど強くはないが繰り返し頭痛を感じている方も、どうぞ一度ご相談にいらしてください。
症状は必ず同じ性質、同じ強さで出現するとは限りません。
これらは一般的には原因が特定できないため、鎮痛剤(ロキソニン、カロナール等)や
トリプタン製剤(エレトリプタン、マクサルト等)、ジタン系薬剤及び予防治療薬(ミグシス、バルプロ酸、CGRP治療薬)
などの薬を使った治療が主体となります。
しかしながら、慢性の頭痛の対応のために薬物を定期的に乱用することにより出現もしくは悪化する頭痛もあります。
これを薬物乱用頭痛と言います。近年、このタイプの頭痛も少なくありません。
お薬が効かない理由・原因を突き止めることは頭痛治療にとっては重要な要素です。
エムガルティは、「CGRP」という片頭痛を引き起こす主な原因物質のはたらきをおさえる
「抗体医薬」というタイプのお薬です。
「CGRP」をおさえることで、片頭痛発作を起こりにくくする効果が期待されます。